2018年7月14日土曜日

SysML初級講座 第11回 原始データタイプと原始バリュータイプ

花菖蒲
先般、このSysML初級講座のレベルとして想定しているOMGの資格試験であるOCSMP (OMG Certified System Modeling Professional)のモデルユーザー試験を調べて見たのですがで、日本語での試験の開催予定は全く無いようで、直接OMGの試験を英語で受験する方法のみが可能なようです。(日本のピアソンビュー社が扱っています。リンク先参照)

現実にSysMLの知識を必要とする職種の方(システム設計者および実装技術者、監査、管理者等)も今現在あるいは将来的に、英語を使わざるを得ない人が多いと思いますので、できるだけ英語を併記した形で講座を進めて行きたいと思います。
(SysML用語を無理に日本語訳しても通じない可能性もありますので、日本語訳のみの記述は極力避けて行きたいと思います。)

また、別サイト(https://lucifer.stratagenom.com/)で英語受験を希望者向けに、英文での問題演習を中心としたeラーニング・コースを開発中です(前提知識:UML初級レベル OCUP2ファウンデーション合格程度のレベルを想定) 。
準備ができましたら、このブログでもお知らせしたいと思います。

Primitive Data TypeとPrimitive Value Type

UMLにPrimitive Data Type(原始データタイプ)と言う型があることはご存知だと思います。
そして、その型はSysMLにも継承されています(つまり、Primitive DataType(原始データタイプ)はUML4SysMLに含まれています)。
しかしながら、SysMLのモデル図で直接DataTypeを参照することは稀です。
その理由は、この講座でも取り上げた通り、単位系を伴わない数字を直接扱うことが極めて危険(riskyの意味です)な作業であるからです。

UMLにPrimitive DataTypeがあるように、SysMLにはPrimitive ValueTypeが事前に用意されており、そこから様々なValue Type(バリュー型)が生成、定義されて行きます。
本日は、そのPrimitive ValueTypeについてPrimitive DataTypeと対比して解説したいと思います。

UMLのPrimitive DataType(原始データタイプ) 

まず、UMLのPrimitive DataTypeはUML4SysMLとして、以下の4種類のものがSysMLでも継承されています。
UML2.5にはこれらのデータ型が初めから用意されています。(Primitiveと言う名称の由来でもあります。)


SysMLのPrimitive ValueType(原始データタイプ)

次に、SysMLで 事前に用意されているPrimitive ValueType(原始データタイプ)を示します。


データタイプと比較して、NumberとComplexと言う新しいタイプが加わっています。
Complexはシステム設計で頻出する複素数を意味し、NumberはInteger(整数)、Real(実数)、Complex(複素数)の総称を意味します。

これらのPrimitive ValueTypeを使ってモデラーは自分が使用するバリュータイプを定義して、使用することになります。






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