2018年7月16日月曜日

SsML初級講座 第12回 バリュータイプの定義

前回、プリミティブ・バリュータイプ(Primitive Value Type)を紹介しましたが、今回はそれを使った簡単なバリュータイプの定義を見てみましょう。

バリュータイプの定義

左の図はバリュータイプを定義するための雛形、テンプレートです。
バリュータイプはブロック(UMLでのクラスに相当)を継承しており、オペレーションやプロパティー(クラスで言うところの属性に相当)を持っています。
さらに、バリュータイプを特徴づけるものとしてunit (単位)が定義されます(左図の«valueType»コンパートメントを参照)。
これを使って様々な単位系を定義できます。
モデルユーザーはバリュータイプを自分で定義するスキルは要求されていませんが(事前に定義されたバリュータイプを使う、つまり、モデルのユーザーとしてのスキルのみが要件)、参考までに事例を一つ見てみましょう。

右の図は、プリミティブ・バリュータイプのReal を特化してHorsePower(馬力)を作成しています。
馬力は国際単位系(SI)ではないのですが、国際的に様々な業界で非常によく使われる単位系です。
厄介なことに、馬力は国や業界によって値が異なっており、また単位の略称も統一されていません。
例えば、英語圏では”hp"がポピュラーですが、ドイツ語圏や日本では"PS"など、国によってバラバラです。
日本で馬力をよく使う業界として代表的なのは自動車業界ですが、国際的にも自動車や原動機(エンジン)など業界では、国際単位系(SI)のワット(W)を使う方がむしろ少数派のようです。
従って、馬力と言うのは バリュータイプあるいは単位系を見る上で、要注意な物件です。

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