プロマネBlog

2008年11月18日

世の中には、様々な職業がありますが、その社会的な認知度、評価は国によって微妙に違います。

弁護士というと、日本では超難関の司法試験を合格しなければならず、頭脳優秀でいかにもエリートという印象がありますが、アメリカに行くと、その数も多く、職場にもごろごろいるので、日本ほど、弁護士=優秀とか、司法試験合格=頭がいいとか言う社会通念が存在しません。(頭のいい弁護士もいれば、そうでもない人もいる、と言う感じです)

職業軍人は、発展途上国では超エリートですが、先進国では少なくとも「超」の字はとれてしまいます。

比較的どの国でも安定した高い評価を得ている職業は、やはり医者でしょうか。どの国でも、大学の最難関は大抵医学部です。

ちょっと意外なのが、外交官で、筆者が学生の頃ですと、外交官=花形の職業と言うイメージでしたが、アメリカなどでは、僻地に派遣される公僕(公務員)と言う感じで、あまり人気の職業とは言えません。(家族を連れて遠隔地に住まなければならない、というのが大きなマイナスポイントです。アメリカで転勤とかと言う話になると、離婚騒動に直結しかねませんし、組織が昇進、昇給と抱き合わせで転勤を提案しても、退社を選ぶ社員は珍しくありません。また、公務員そのものが、日本と比べ不人気です。)

さらに意外なのが、商社マンで、「総合商社」そのものが英単語になっているほどなので、世界的に認知度抜群の高評価の職業かと思っていましたが、知り合いに聞くと、案外そうでもなく、国によっては、(特にその国の知識階級から)軽蔑の対象になっている所さえもあるそうで、プライベートでは勤務先を表に出さないよう注意している場合もあるそうです。

さすがにここまで行くと、何かやったんじゃないか、と勘ぐりたくなります。(シャイロックのようなイメージか、あるいは旅恥系か・・・)

2008年11月02日

「しなの」の語源 2 

以前、「信濃(しなの)」の語源の話をしていて、途中で終わってしまった回がありましたが、本日はその続きを書きます。

前回、「しな」と言う語が付く地名は全国的に散在し、その多くは河岸段丘の地形が見られると言う話をしました。
(このブログを書いた後にもまた、友人のS君から、「東京の品川の語源も河岸段丘じゃないか?」と言う指摘を受けました。品川は目黒川の下流域の名称ですが、周囲の開発の関係で、元の地形が確認しづらくなっておりますが、その可能性は非常に高いと思います。)

ところが、不思議なことに、「しな」地名が集中する信濃では、河岸段丘と「しな」地名はほとんど一致しません。
ここで注意しなければならないのは、その地名がいつ命名されたか、という点で、例えば、「望月の駒」で有名な望月町のそばに、かつて浅科村と言う村がありましたが、この村の周囲に河岸段丘が見られないと言っても、語源的な議論には役立ちません。
というのも、浅科村は、浅間山と蓼科山の中間にあることから昭和30年代に命名された新地名であって、少なくとも千年以上前から存在する他の「しな」地名とは、区別する必要があります。

そこで、文献などで可能な限り古くから存在する事が確実な、「しな」地名を洗い出しましょう。
次をクリックすると、長野県内で、少なくとも平安時代から存在が明らかな「しな」地名を示した地図がポップアップします。(延喜式や三代実録などからピックアップ)

「しな」地名地図

図中で青色で示した地名が、古代から存在する事が確実な「しな」地名で、長野県内でも特定の東西に広がる帯状の地域に集中している事が分かります。
実は、この帯状の地域には、この図で示した「しな」地名以外にもたくさん「しな」が付く地名や神社が集中して存在するのですが、現存の文献では時代が確認できないため割愛しています。

さて、これらの地域に共通するものは何でしょうか?
好奇心に駆られて、今から十年ほど前に、この辺りを旅行がてら調べた事があります。

(次回に、続く・・・)